February 18, 2020 / 12:40 AM / 2 months ago

為替こうみる:マイルドなドル高を予想、ユーロは急落リスクを内包=FXプライム 上田氏

[東京 18日 ロイター] -

<FXプライムbyGMO 常務取締役 上田眞理人氏>

新型肺炎の感染拡大を背景に、為替市場は典型的なリスク回避の相場つきとなっている。

すなわち、避難先通貨としてドルと円が同時に買われ、ドル/円では、ドル買いが円買いを若干しのいで、マイルドなドル高となっている。

円は避難先通貨ではあるものの、感染者数では中国の次に多いことなどから、円買いのモメンタムはある程度抑制されている。

とはいえ、前日発表された10―12月期の実質国内総生産(GDP)が極めて弱い結果になったにもかかわらず、円売りが勢いづかなかったのは、新型肺炎に対する不安感が市場で根強いためだ。

今後、ドル買いの背を押すのは、なりふり構わず選挙対策にいそしむトランプ米大統領だろう。大統領選挙の前に、景気も株価も落ち込ませないとの意志と政策がドル買い地合いに貢献する。

ただ、米アップルが先ほど、新型コロナウイルスの流行が中国での同社製品の生産・需要に影響を与えているため1―3月期の売上高が会社予想に届かない見通しだと発表したように、米企業の業績がこれから落ち込んでいくのは避けられない。

こうしたことに鑑みても、ドル高のペースは緩慢になりそうだ。

他方、ユーロは急落リスクを内包していると考えている。

ドイツの経済と政治がユーロの価値の鍵を握るとみているが、ドイツをはじめとする欧州経済減速の背景には中国の景気減速があり、政治的な混乱は英国の欧州連合(EU)離脱問題に振り回されたことも一役買っているだろう。

先の見えない欧州の政治・経済はいずれユーロ急落のトリガーを引くと予想する。ユーロが崩れれば、英ポンドが次に続くとみており、EUとの交渉期限(年末)が到来する前に英ポンドが急落する可能性がある。

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