May 17, 2019 / 9:46 PM / 4 months ago

NY市場サマリー(17日)

    [17日 ロイター] -    
    <為替> 来週の欧州議会選挙を巡る懸念を背景にユーロに対する需要が減退したこ
とを受け、ドルが上昇した。英ポンドは欧州連合(EU)離脱を巡る与野党協議が決裂し
、先行き不透明感が再び高まったことで、4カ月ぶりの安値を付けた。
    イタリアのサルビーニ副首相が欧州連合(EU)財政規律に批判的な発言を繰り返し
ていることを受け、ユーロは週初から軟調。同氏はこの日は欧州議会選で欧州は根底から
変化し、財政規律の緩和が進むとの考えを示した。
    BKアセットマネジメント(ニューヨーク)の外為戦略部門責任者、ボリス・ショロ
スバーグ氏は「市場では欧州議会選に対する懸念が若干出ており、最後の拠り所としてド
ルに買いが入っている」と述べた。
    米国はこの日、輸入自動車や部品に対する関税の判断を最大6カ月延期すると正式に
発表。これを受けユーロは下げ幅を縮小する場面もあった。    
    英国ではEU離脱を巡り与野党が進めていた協議が決裂。英ポンドは1
月15日以来の安値を更新した。    
    オフショア人民元は昨年11月以来の水準に下落した。トランプ米政権は15日、中
国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)        が米政府の許可なく米国の重要な
技術を購入することを禁止するとともに、国家安全保障を理由に米国の通信ネットワーク
から同社の製品を事実上排除する措置を発表。中国外務省報道官はこの日の
定例記者会見で、意味のある通商交渉にするためには米国側が誠意を示さなければならな
いと強調した。
    ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ニューヨーク)の外為戦略部門グローバル責任者
、ウィン・シン氏は「米中の応酬はエスカレートしており、通商合意は一段と遠のいた」
と指摘。「6月の20カ国・地域(G20)首脳会議に併せて開かれる可能性のある米中
首脳会談まで米中の高官級の協議はないとみられる。このことは発表された関税が実際に
導入される公算が大きく、問題はエスカレートの一途をたどり、通商合意が一段と難しく
なることを示している」と述べた。
    豪ドルは1月3日以来の安値を更新。通商を巡る懸念が重しとなっている。
    この日発表の米経済指標では、ミシガン大学の5月の消費者信頼感指数(速報値)が
102.4と、前月から5.3%上昇し、2004年以来の高水準となった。[nL4N22T3E
R]
    
    NY外為市場:
    
    <債券> 米中貿易戦争を巡る緊張が一段と高まったことで安全資産と見なされる米
国債に買いが入り、利回りが低下した。
    トランプ米政権が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)        に対する
事実上の輸出禁止措置を打ち出したことを受け、中国外務省報道官はこの日
の定例記者会見で、意味のある通商交渉にするためには米国側が誠意を示さなければなら
ないと強調した。 
   クレディ・スイスの金利トレーディング戦略部門責任者、ジョナサン・コーン氏は「
中国側が通商協議の再開に特に関心を示していないとのメッセージを発したことで、市場
は全般的に『リスクオフ』となった」と述べた。
    米国債利回りは短期債から長期債に至るまで低下したが、長期債の方が大きく低下。
終盤の取引で10年債利回りは0.9ベーシスポイント(bp)低下の2.
396%、30年債利回りは1.3bp低下の2.827%となっている。
    この日は、英国の与野党が進めていた欧州連合(EU)離脱を巡る協議が決裂。[nL4
N22T2S0]英国債利回りが6週間ぶりの水準に低下し、米国債利回りもこれに連動した。ク
レディ・スイスのコーン氏は「与野党協議の決裂を受け、メイ首相の離脱協定案が議会で
再度否決される公算は極めて大きくなった。こうしたことが英国債利回りの低下に拍車を
かけたとみられる」と述べた。
    この日発表の米経済指標では、ミシガン大学の5月の消費者信頼感指数(速報値)が
102.4と、前月から5.3%上昇し、2004年以来の高水準となった。[nL4N22T3E
R]
        
    米金融・債券市場:
    
    <株式> 下落して取引を終えた。通商面での緊張が続き、工業株やハイテク株が軟
調に推移した。
    主要3株価指数は方向感の定まらない展開が続いていたが、米中通商協議が行き詰っ
ているとCNBCが報じると下げに転じた。
    週間ではダウが3年ぶりとなる4週連続安。S&P500とナスダックは2週連続で
下落した。13日の急落を取り戻すことはできなかった。
    チェース・インベストメント・カウンセル(バージニア州)のピーター・タズ社長は
「週末の株安は珍しいことではない」と指摘。「週末に何か報じられる可能性があるため
、投資家は資金を引き揚げやすい」と述べた。
    この日は中国側の反応を受けて米国との通商を巡る緊張が悪化。中国外務省の報道官
は定例記者会見で、意味のある通商交渉にするためには、米国側が誠意を示さなければな
らないと強調した。
    米国を取り巻く貿易摩擦は多方面に広がっており、対中以外では、米国は輸入自動車
や部品に対する関税の判断を最大6カ月延期すると正式に発表。また、トランプ米大統領
はカナダとメキシコに対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税を撤廃することで合意したと発
表した。
    通商関係のニュースを受け、好調な米経済指標の影響は限定的。米ミシガン大学が1
7日公表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は102.4で、前月から5.3%上昇
し、2004年以来の高水準となった。
    タズ氏は「決算期が過ぎ、市場は予測や利用が困難なマクロ要因に視点をシフトさせ
ているようだ」とし、「このような環境下では市場はより上下に振れやすくなる」と述べ
た。
    貿易摩擦は工業株にも影を落とした。米農業機械メーカーのディアは7.7%
安とS&P500構成銘柄で値下がりトップ。米中貿易摩擦で農業産業が打撃を受け、農
業機械に対する需要が損なわれる恐れがあるとして、通年業績見通しを下方修正した。[n
L4N22T30I]
    キャタピラー、3M、テクストロン、ゼネラル・ダイナミク
ス、フェデックスが軒並み安。S&P工業は1.1%安となった
。
    S&P主要11業種では、S&P公益事業を除く10セクターが下落。S
&P工業とS&Pエネルギーが最も値下がりした。
    個別銘柄では、米スポーツ用品小売アンダーアーマーが7.8%高。JPモ
ルガンが投資判断を「オーバーウエート」に引き上げた。
    一方、画像共有サイトのピンタレストは13.5%安。同社が16日に示し
た2019年通年の売上高見通しはアナリストの予想とほぼ一致。ただ最近上場し、株価
動向が好調な同社への期待は高く、投資家の失望を誘った。
    米国市場に新規株式公開(IPO)した中国のコーヒーチェーン大手ラッキンコーヒ
ーは公開価格比19.9%上昇した。
    ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.96対1の比率
で上回った。ナスダックでも2.52対1で値下がり銘柄数が多かった。
    米取引所の合算出来高は約67億1000万株。直近20営業日の平均は69億80
00万株。
    
    米国株式市場:
    
    <金先物> ドル高・ユーロ安基調に伴う割高感などに圧迫され、続落した。6月物
の清算値は前日比10.50ドル(0.82%)安の1オンス=1275.70ドル。週
間では0.91%安となった。
    外国為替市場では前日からドル高・ユーロ安基調が継続。ドル建てで取引される金塊
などの商品には割高感が生じ、前日から圧迫材料となっていた。
    その上、この日午前に発表された米経済指標が堅調だったことから、安寄りしていた
米株価がもみ合いに転じ、投資家のリスク回避姿勢が後退したことも、安全資産とされる
金には下押し圧力となった。5月の米ミシガン大学調査の消費者景況感指数(暫定値)は
102.4となり、前月の97.2(確報値)から上昇、市場予想の97.5(ロイター
調べ)も上回った。また、米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが公表した4月の
景気先行指標総合指数は前月比0.2%上昇し、市場予想平均と一致した。金塊現物相場
は午後1時50分現在、9.535ドル安の1276.545ドル。
        
    NY貴金属:
    
    <米原油先物> 中東の地政学的リスクの高まりが下支えする一方、米中貿易交渉の
先行き不透明感を背景にリスク資産への投資意欲が減退する中、反落した。米国産標準油
種WTIの中心限月6月物の清算値は前日比0.11ドル(0.17%)安の1バレル=
62.76ドル。週間では1.78%高となった。7月物は0.14ドル安の62.92
ドル。
    中東では米国とイランとの間で軍事的緊張が高まっている。その上、イエメンの内戦
に軍事介入しているサウジアラビア主導の連合軍が16日、イエメンの首都サヌアにある
反政府武装組織フーシ派(サウジと敵対するイランが後ろ盾)の武器庫や拠点などを空爆
。イランをめぐる地政学的リスクが一段と高まっているため、中東からの原油供給が混乱
するのではないかとの懸念が広がり、昼前まではおおむねプラス圏で推移していた。
    しかし、この日は米中貿易交渉の行方に対して警戒感がくすぶる中、米株相場が不安
定に推移。中国が米国との貿易協議をめぐり態度を硬化させているとの報などが理由で、
株と並んでリスク資産である原油にも売り圧力がかかった。このほか、中東情勢の緊迫化
を受け、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が19日に増産の可能性について
協議する見込みだとの報も相場の下押し材料となったもようだ。 
        
    NYMEXエネルギー:

       ドル/円 NY終値     110.07/110.10                                           
                     始値            109.63                                           
                     高値            110.17                                           
                     安値            109.51                                           
   ユーロ/ドル NY終値     1.1156/1.1160                                           
                     始値            1.1166                                           
                     高値            1.1181                                           
                     安値            1.1155                                           
                                                                                      
                                 米東部時間                                           
     30年債(指標銘柄)          16時56分    100*31.00    2.8269%             
                               前営業日終値    100*22.50    2.8400%                   
      10年債(指標銘柄)          16時59分     99*27.00    2.3927%             
                               前営業日終値     99*23.50    2.4050%                   
       5年債(指標銘柄)          17時01分    100*11.00    2.1762%            
                               前営業日終値    100*09.50    2.1860%                   
       2年債(指標銘柄)          17時03分    100*02.88    2.2023%            
                               前営業日終値    100*02.63    2.2070%                   
                                                                                      
                                      終値       前日比         %                   
         ダウ工業株30種          25764.00       -98.68      -0.38        
            前営業日終値          25862.68                                           
           ナスダック総合           7816.29       -81.76      -1.04         
            前営業日終値           7898.05                                           
       S&P総合500種           2859.53       -16.79      -0.58        
            前営業日終値           2876.32                                           
                                                                                      
      COMEX金 6月限            1275.7       ‐10.5                          
             前営業日終値            1286.2                                           
      COMEX銀 7月限            1438.8       ‐15.1                          
             前営業日終値           1453.9                                            
      北海ブレント 7月限             72.21       ‐0.41                            
             前営業日終値             72.62                                           
      米WTI先物 6月限             62.76       ‐0.11                          
             前営業日終値             62.87                                           
           CRB商品指数          180.9893     ‐1.3356                      
             前営業日終値          182.3249                                           
    

    
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